【引越し】相剋の方位は凶ではない。
九星気学では引っ越しなど移動する場合、方位を出します。
もちろん、旅行やお買い物などにも方位は出しますが、人生で吉を最大限に出す場合は「引越し」の方位なのです。
先日、YouTubeで気学の動画を見てる時にびっくりしたことがあります。
これは、流派によって違うみたいですね。
私がお伝えしている九星気学では、凶方位は「五大凶方」です。
中には、10歳未満のお子さんに適応する「小児殺」と、早生まれの人に注意すべき「胎年加味」もありますが、基本的には「五大凶方」です。
五大凶方とは。
五大凶方とは、5つの凶方位を言います。
- 五黄殺・・・年盤、月盤で「五黄」のいる場所
- 暗剣殺・・・年盤、月盤で「五黄」のいる反対側
- 破壊殺・・・その年・月・日の「十二支」のいる反対側
- 本命殺・・・年盤、月盤の「本命・月命」のいる場所
- 本命的殺・・・年盤、月盤の「本命・月命」のいる反対側
以上が、気学上言われる「凶方位」になります。
吉方とは。
では、吉方位はどのように取るのでしょうか。
年盤・月盤上で、先ほどの「五大凶方」を除いた中で、本命・月命と相生の関係の星がいる方位が「吉方位」となります。
出来れば、本命・月命共に相生の星がいる方位が望ましいのですが。
取れない場合は、本命の相生の星のいる方位を吉方として取るようにします。
ここでいう、「相生の星」とは何かを説明しますね。
これは五行を見ます。
相生・相克について
一白水星から九紫火星までの9つの星には、それぞれ五行が割り当てられています。
一白水星を例にしてみますね。
一白水星は五行では「水」です。
図を見ると「水」の両側には「金」と「木」がいます。
水は「金」が冷える事によって表面に水滴が付くことで生まれます。
水は「木」を育てます。
この五行の原理から、水にとって「金」と「木」は、お互いを助け合う星という事で「相生の関係」と言います。
では、その他の星を見ますね。
「火」は水を消します。
「土」は水を汚します。
なので、水にとって「火」と「土」は殺しあう関係なので「相剋」の関係と見ます。
この相剋の「殺しあう関係」と言うのが間違いの元なのです。
相克は凶方位?
相剋は「殺しあう関係」という事で、これを「凶方位」として取ってる流派がいるみたいです。
私が見たYouTubeの動画がそうです。
しかし、凶方位は「五大凶方」のみなのです。
という事は、相克は「凶方位」ではないのです。
ちなみに「吉方」でもないので「吉凶なし」の方位になります。
方位の取り方は間違えてしまうと大変です。
ぜひ、正しい取り方を覚えて下さいね。