2020年の恵方は?
来月はいよいよ節分ですね。
節分には、年ごとの「節」を「分ける」との意味で『節分』と言います。
節分の日で去年と今年を分けているんですね。
なので、2月3日までは2019年の「氣」がまだ続いています。
2020年は2月4日から新しく始まります。
良く神社などで、厄年を見る時に「2月3日までに生まれた人は前年で見ます」と書かれているのはこのためです。
気学など、生年月日で見るものは2月4日から新しい年とみなしています。
さて、「節分にはその年の恵方に向かって巻きずしを食べる」と言う風習があります。
実はコレ、あるコンビニが考えたイベントなのです。
バレンタイン(チョコレート会社が考えた)と同じですね。
何だか寂しいですね。
先ほど、2月4日から新しい年が始まると、書きました。
そう、立春から新年が始まるのです。
日本は昔から、新年(立春)にその年の「歳神様」にお参りすると言う風習があります。
これが、今の初詣になったのです。
新しい年(立春)に、その年の「歳神様」に1年の安寧をお参りするって素敵ですよね。
これを恵方参りと言います。
今年の恵方は西の南寄り10度の範囲です。
ご自宅から750メートル以内は方位が出ないので、750メートル以上離れた神社仏閣にお参りくださいね。
恵方参りの仕方については以下の記事のまとめておりますので宜しかったらご覧下さいね。
お参りはどこに行く?
皆さん、お参りに行くとしたら勿論神社仏閣ですよね。。
間違いでは無いのですが、注意が必要です。
恵方参りに相応しい場所をお伝えしますね。
- 神社(お稲荷さんは外す)
- お墓を守ってないお寺
- 教会
- 聖地
基本的に神社仏閣の大小や、どの仏さまが祀られてるかは問題ではありません。
私たちにとって、神社仏閣や聖地は天(宇宙)と繋がるためのゲートです。
取り持って頂く神様・仏さまに敬意を表して。
その場所のルールに沿ってお参りして下さいね。
願いを叶える恵方参りの仕方。
普通、神社へは感謝を伝えに行くもの。
お願いはしない!と言われていますが、この「恵方参り」だけは、お願いをしても良いのです。
ただ、お願いを叶える為には、ちょっとしたコツがあります。
それを今日はお伝えしますね。
- 「恵方参りに来ました」とご挨拶する事。
- 自分の住所と名前などを言う事。
- 叶えたい願いを具体的に詳しく伝える事。
- 願いは自分主体で言う事。
- お釈迦様のポーズで3つの言葉を言う事。
それでは、1つずつ説明していきますね。
1.「恵方参りに来ました」と挨拶する
神社仏閣にはたくさんの方がお参りに行かれます。
その中で、ちゃんと「恵方参りに来ましたよ~!」と言わないと気づいてもらえません。
私たちもメールを書くとき。
件名に〇〇の件、と書かないとメールが埋もれてしまいますよね。
それと同じだと思ってくださいね。
2.自分の住所と名前などを言う事。
こちらはお願いをする側です。
名前も名乗らない相手の言う事を聞こうと思いますか?
きちんと自分の住所や名前、簡単な自己紹介をされても良いでしょう。
3.叶えたい願いを具体的に詳しく伝える事。
天は良い・悪いがありません。
もし、お金が欲しいという願いだったとします。
すると、子供の死亡保険金でお金が入ったと言う事もあるのです。
また、彼氏が欲しいと願うと若い人から年寄りまで自分の範囲外の男性が。。。と言う事もあり得ます。
なので、事細かにお願いはした方が良いです。
4.願いは自分主体で言う事。
良く「子供が〇〇大学に合格しますように」とか、祈りますよね。
これでは効き目がありません。
この場合は「〇〇大学に通う子供の母親になれますように」と。
あくまでも、自分の願いです
5.お釈迦様のポーズで3つの言葉を言う。
お釈迦様が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と言われた時のポーズです。
右手を天に(上に)左手で地を(下に)を指します。
これは天と地の間に「人(自分)」が入って天と地を結ぶという意味があります。
そして3つの言葉を言います。
- チャンスを与えて下さい。
- チャンスを見抜く目を下さい。
- チャンスに乗る勇気を下さい。
これで恵方参りは完了です。
天が授けてくれたチャンスに気づき、乗る事が出来ます。
恵方参りは立春だけではない
基本的に恵方参りはいつ行かれても構いません。
その年の神様へのお参りですから。
その中でも、気の強い時に行けば願いが叶いやすいと言われています。
それが次にあげる数日です。
- 立春
- 春分の日
- 秋分の日
- 夏至と冬至
- 日盤切り替えの2日間(年に2回)
これらの日の前後一週間が気が強いので良いと言われています。
この中で最後の「日盤切り替え」って何?と思われますよね。
世の中はすべて陰と陽に分けられています。
男と女、昼と夜、太陽と月。
物事はすべて陰と陽の2つに分けられるのです。
気の流れも1年で陰と陽が切り替わります。
冬から夏に向かう陽の気。
夏から冬に向かう陰の気。
この2つの切り替えが6月と12月にあります。
(年によってはずれる場合があります)
そして、年末から1月にかけて「お礼参り」に行かれてくださいね。
私たちもですが、神様にも「くれくれ」ではいけません。
きちんと1年の無事に過ごせた感謝をお伝えして。
新年(立春)に新しくお参りして下さい。