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2017-10-03

高野山で受けた「結縁灌頂」の儀式。

真言宗の儀式の一つに「結縁灌頂(けちえんかんじょう)」とと言うのがあります。
5月の胎蔵界、10月の金剛界と2つの結縁灌頂があるそうです。

結縁灌頂とは・・・

仏様の世界を表す曼荼羅(まんだら)に向かって華を投ずることにより、仏様(密教の尊い教え)と縁を結ばせて(これが《結縁》の意味)いただき、阿闍梨様から大日如来の智慧の水を頭の頂より注いで(これが《潅頂》のこと)いただくことによって皆さんの心の中に本来そなわっていらっしゃる仏の心と智慧を導き開く儀式です。
~高野山HPより~


朝、7時半に高野山に着き「結縁灌頂」の受付である大塔へ。
8時受付開始なのに、すでに多くの方が並ばれていました。

入壇料 3000円を納めて整理券を頂きました。
私たちは4班。
10時30分開始だそうです。

時間まで近くをぶらぶら~

しっかり「三つ葉の松」を。
やはり探してる方が多かったです。

しかし、ここで注意♪
後ろには「御影堂(みえどう)」があります。
空海さんのお住まいとされ、こちらで入定(にゅうじょう)されて その後弟子たちによって奥の院へと移られたそうです。

三葉の松を探す時には、くれぐれも御影堂にお尻を向けないようにと僧侶さまからのお話がありました。

そして、時間になり結縁灌頂が行われる「金堂」へ入ります。
何十人も大勢の人が一堂に集まり儀式を受けます。

最初に説明を受け、「南大師遍照金剛」を唱えながら中に入ります。
中は真っ暗でご真言の響く中、阿闍梨様のお話があります。
ここで仏教の「十戒」の説明があり、阿闍梨様の後について唱えます。
ぞして「印」と「ご真言」を授かります。

場所を移動していよいよ儀式。
ですが、人数が多いためしばし順番待ち。

順番が来て奥に通されると、今一度「印」と「ご真言」の確認と儀式の説明を。
そして、目隠しをされ印を結んだ指を前の人の背中に着けてゆっくりと歩いたり止まったり・・・

途中で印を結んだ指の間に花を挟まれて、また歩きます。
ある場所に来た時。
手を伸ばして花を落としてくださいと言われます。

花が落ちた場所を目隠しを取って確認します。
曼陀羅の真ん中に花は落ちています。
ここで僧侶の方が大日如来とご縁を結ぶ所作(?)をされます。

この時、本当に神聖な儀式を受けてると実感して少しウルウル状態。
その後は直接、阿闍梨様から仏様の知恵の法水を注いで頂く儀式があります。
これも阿闍梨様と対面して行われます。

この時。
本当に大切な儀式を受けさせて頂けてる事に感謝の気持ちでいっぱいでした。
一通りの儀式が終了すると、道順通りに仏さまたちのお姿に焼香してお礼をして出口に向かうと・・・

気持ちの良いくらいの晴れ間が広がっていました。
高野山到着から受付して金堂に入るころにはかなりの雨が降っていたのに。。。
儀式を終え、表に出るとみごとな晴天。

本当に、この時ほど感激したことは無いかも。。。
その後、また雨が降り出したのですけどね。

感激しながら靴を履き、時間を見ると12時半。
約2時間の結縁灌頂でした。

この後は近くの食堂で精進料理を頂きました。

 
今回、本当に大切な儀式を体験させて頂きました。
本当にありがとうございました。
今日、この儀式を受けたのも意味がある事だったようです。
 
11月から暫く、お寺さんをお参りさせて頂きます。
神社は来年・・・かな?
 
大日如来の御朱印と今回の結縁灌頂の御朱印
 

気学初級

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